小宮山洋子 ＆ 市川千恵子

今日（2014.02.22[土]）、夜9時から中井貴一主演で、
3年前の大震災をテーマにしたドラマが放映される。
主演である彼が某安直番組に出演して、
「あの震災を忘れない為にも…」と言っていた。
そして「このドラマの見所は?」と訊かれてそれに対して素直に答えていた。
「ちょっと笑える所もありますので…」と。
少々ブレた感のあるこの類の会話も現時点では疑問視される事なく通じるようだ。
「あの震災を忘れない為にも…」とは、
つまり、「風化させない」事を言っているようだ。
しかし、この「忘れない為にも…」というのは、本当なのだろうか?
実のところ、地震等の自然災害は、いつ起こってもおかしくない…つまり、文字通り「自然」のなせるわざである。
それなのに、わざわざ何度も「起きた事を忘れない為にも…」なんて言っている。
あたかも大事な言葉のように…
違うと思う。
大事なのは、そういう災害がこの後も（いつなのかは不明だが）必ず起こるっていう事を覚悟する事である。
「忘れない」じゃなくて「覚悟する」のである。
だから、「今日」という日を精一杯生きる事が出来るのである。
「明日」が来るかどうかなんて判らないのだから。

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